2010/04/22

多くのことをなす近道は、一度にひとつのことだけをすることだ


多くのことをなす近道は、一度にひとつのことだけをすることだ - モーツァルト

信じると決めたなら、何も語らず、疑うことなく、心から信じるのです

かけた情は水に流せ。受けた恩は石に刻め

最近のコンピューターはスペックがあがってきて、マルチタスクをこなすのがあたりまえになっています。ブラウザを立ち上げ、音楽を聴きながらメールを書く、なんてことはあたりまえになりました。一人の人間が、複数のコンピューターを駆使して作業すれば、単純な作業量は増えるし、生産性も上がるでしょう。
でも、人間はモーツアルトの時代と、そんなにスペックが変わったわけではありませんね。
創造的な作業は、コンピューターにはできません。未来の世界では、できるようになるのかも知れませんが、いまのところは人間のほうが優れています。そして、創造的な作業というのは、マルチタスクでは効率が悪いのも事実。集中してひとつのことをやったほうが、結果が出やすいものです。
道具としてのコンピューターは、もう無くてはならないものですが、道具に振り回されないようにしないと、人間の創造性は損なわれていきますね。
ターミネーターやマトリックスの世界では、人と機械のパワーバランスが逆転して、機械に支配される未来が描かれていますが、人間が考えることをやめなければ、ああいうふうにはならないと思います。信念や情は機械に教えても、うまく機能しないでしょう。答えがたくさんありすぎるし、計算もできませんから。