「無理をしないでね!」と言った本人が無理を言ってくる。 「あなたのために言ってあげているの!」と言っている本人が、自分のために言っている。
喜びも悲しみも、決して、単独で存在しているのではない。 感情が豊かになるということは、いつも楽しく生きるということではない。怒りも悲しみもしっかり感じられるようになることを意味する。
真実の持つ難点は、それがたいてい不快でしばしば面白くないことである。
良薬口に苦く、真実耳に痛し。
人は真実を知りたがるが、それは他人の真実を知りたいという事が多い。
他人から自分の真実を突きつけられた場合に、素直に聞くことができず「おまえに何がわかる!」と意地になってしまった経験は誰にでもあるでしょう。
心が強い人は、他人が何を言おうが受け流す力がありますが、自信を持って己を貫くことは、容易ではありません。
また、なんでもかんでも自信を持てばいいってわけでもなく、言われたことを一度は聞く素直さも大事です。
聞いた上で、納得できなければ、納得いく答えがでるまで、自分自身と語りましょう。
言葉をかける側も、タイミングや聞く側の成長度を念頭においてやらないと、誤解が生まれます。
「よかれと思った」時点で、あなた目線になっていませんか?
言葉は喜怒哀楽を表現できる道具ですが、感情のすべてを表現しうるものではありません。
この世界には、言葉を超えて伝わるものがたくさんあります。
優れた音楽家やスポーツ選手が、言葉ではないメッセージを伝えるように、人間力で伝えられる人になりたいものですね。
