われわれは、コーヒーを売るために商売をしてるのではない。人々を喜ばせたいと想い、その手段としてコーヒーを扱っているのだ。- ハワード・シュルツ(スターバックス)
やればできる。できないのはやらないからだ。
人を動かすためにしなくてはいけないことは、説明することではありません。心に火をともすことです。
ハワード・シュルツさんも、最初から「人々を喜ばせたい」と願っていたとは考えにくいですねぇ。
ビジネスが軌道に乗る前は、自分の生活を維持するための利益誘導をしないと生きてはいけないですよ。
仕事が軌道に乗って、必要以上の収入があった場合、そこで本格的に理念が発揮されるんじゃないでしょうか。
孫正義さんもSoftBankが企業として成功していなければ「やりましょう」とは簡単には言えません。
起業家でもない限り、始めから理念を持って仕事をする人は少ないでしょう。
でも、目の前の小さな仕事でも「きっと誰かの役に立っている」と思えれば、やりがいも出てくるし、気合いも入るというもの。「きょうの仕事でいくら儲かったか?」ではなく、「きょうの仕事で○○さんの役にたった」という達成感の方が、純粋に幸せを感じられます。
お金は大切です。でも、なんでもかんでもお金に換算するのは良くないです。
人も企業も、右肩上がりの成長が見込めない時が、熟成するための大切な時間なのではないでしょうか?
