幸福の要は、ありのままの自分でいることを厭わぬこと
一日をよいスタートで始めたいと思うなら、目覚めたときに、この一日のあいだに少なくとも一人の人に、少なくとも一つの喜びを与えてあげられないだろうかと思案することだ。
すべてを納得すれば、心はきわめて寛大になる
ありのままの自分と向き合うのは、なんだか恥ずかしいものです。
人間には、逃れようのない欲と付き合いながら生きていくものですから、若いうちに禁欲的な思想と出会うと、自分はなんてあさましいのだろうと自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。
食欲、性欲、金銭欲、名誉欲…あげればきりが無いぐらい人は欲にまみれています。
欲を持つことが、すべていけないというわけではありません。
なにかを得たいという欲求は、モチベーションにもつながりますから。
知っておかなければならないのは、どんなにストイックな生活を望んでも、すべてからは逃れられないということです。逃れられないのなら、上手に付き合うしかないでしょ?
たとえば、人は食べなければ死んでしまいます。
最低限、必要な栄養は摂らなければなりません。
食欲をゼロにするのは不可能ですから、受け入れなければいけません。
欲から逃れることができないのだから、欲におぼれず、コントロールする技術を身につけることです。
欲があることを恥じるのではなく、小さな幸せをかみしめながら、ミニマムに生きることができれば美しいですね。