2010/07/13

敵を傷つければ、敵以下の存在になってしまう


敵を傷つければ、敵以下の存在になってしまう。復讐をすれば相手と同じでしかない。許すことができれば、相手を乗りこえることができる。

大地を一歩一歩踏みつけて、手を振って、いい気分で、進まねばならぬ。急がずに、休まずに

天才とは複雑なものを単純なものに変える能力である。

「人はなんのために戦うのか?」
権利を主張するため?
利益を守るため?
戦うには、主義主張が必要です。
戦いに費やす膨大なエネルギーを考えれば、できたら戦わずに済ますのが、もっとも賢い選択であることは言うまでもありません。

でも、人は戦うのです。
生まれた時代と戦い、自分の宿命や運命と戦います。

時には自分自身が敵になっていることもあります。
己の不明、無知、弱気が敵であることもありますね。

人類の歴史は、戦いの連続でした。
戦争は人間が創った最もおろかな発明品です。
勝った国にも大きな被害があり、負けた国は理不尽な要求とともに滅びる。
こんな意味の無いものはありません。

いまも世界のどこかで戦争が起こっています。
つらい現実と向き合って、耐え忍んでいる人がいます。
戦争があるために、自由な人生の選択ができない人がいます。
悲しいですね。

国と国の間には、文化や習慣、考え方の違いはあってあたりまえです。
どんなに間違った考え方をしている国があったとしても戦争で解決しようとするのは間違っています。
罪も無い人を巻き込むのは間違っています。
間違っているのは、いつも一部の指導的立場の人々なのですから。

敵を傷つければ、敵以下の存在になる。
忘れてはいけません。

なんだか重たい話になってしまいましたが
いま、ちょうど2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の真っ最中。
日本は決勝トーナメントに進出しましたが、パラグアイと延長戦まで戦い、PK戦で敗退しました。
残念という声もありますが「よくやった」と代表チームを賞賛する声も多く聞かれます。
誇り高き大和魂をピッチの上で、存分に表現してくれた選手たちに感謝したいです。
負けて悔いなし。
「さわやかさが残る戦い」とは、こういうことなんですね。

人生は戦いです。
自分のできることを精一杯やって、全力で走りましょう!