2010/07/16

一番良いのは勝つこと、次に良いのは負けることだ


人がどれほど幸せなのかは、その人の感謝の深さにかかっている。

一番良いのは勝つこと、次に良いのは負けることだ。- ジミー・コナーズ

悪口を言ってると、ボキャブラリーが貧しくなる。ほめていると、頭が良くなる。

2010年のワールドカップはスペインの優勝で幕を閉じました。
今回も、忘れられない名シーンが数多くあった大会だったと思います。
普段はあまりサッカー観戦しない人も、日本代表の活躍には心躍らせたことでしょう。

興味の無かった競技でも、アスリートの一瞬の動きが脳裏にこびりつくことがあります。
人間業とは思えない動きを見ると、感嘆とも驚異ともつかない不思議な興奮が沸き起こります。
中学生のときに見たジャバのダンクシュート。バスケットボールっていうのは、リングの上から入れることができるんだっていう驚き。
6ピートを決めたマイケル・ジョーダンのショット。あの状況で決めるから、神なんだなぁ。
自分が撮影したなかでは、中田英寿のドリブル、他の選手とは明らかに違う動きでした。
イチローのフリーバッティングは、バットじゃなくてラケットで打ってるみたいでした。
船木和喜のジャンプは、飛距離もさることながら、飛んでいる姿の美しさに見とれました。

テニスで感動したのは、ジミー・コナーズとビョルン・ボルグの対決です。
メジャーな大会の決勝戦は、必ずと言っていいほど、この二人が争っていた時代がありました。
二人が一線を退き、エキシビジョンで世界ツアーをしていたときに、生で観戦することが出来ました。
試合後、二人の乗ったタクシーをバイクで追いかけて、手を振ったら、笑顔で応えてくれました。

そのジミー・コナーズの言葉が
「一番良いのは勝つこと、次に良いのは負けることだ」
勝つと負ける以外に何があるの?って思うかもしれません。
テニスに引き分けは無いですからね。

勝ちも負けもしない状態。
試合放棄しているときがそうでしょうか。

棄権していたら、勝ちも負けも無いけれど、棄権するぐらいなら試合に出て負けるほうが、得るものは大きいのだということです。
やる前から、できない理由を見つけて棄権してしまうことって無いですか?
もし、そうだとしたら、損な生き方をしているかもしれませんよ。