誰1人として、この世に自分から望んで生まれてきた人はいません。ということは、とりも直さず、皆、生きることに自信を持っていないのです。
進化は常にうまくいったもののうえに築かれ、過去の失敗は引きずらない。あなたもそうあるべきだ。
目的のない自由はまるで退屈で、なんのひっかかりもなく流れるように日々が過ぎる
いくつになっても、初めてのことは不安です。
若いときより、年を取ってきたほうが「初めて」に対する不安は大きいかもしれません。
赤ちゃんは、火を恐れませんね。
熱いことを知らないから、怖くないんです。
「知る」ことによって、蓄積されるものは知恵ばかりじゃない。
同時に、怖れや不安も溜め込んでいるのだということです。
無知も怖いけど、知ることによって臆病になるのも怖いですね。
先人の失敗を知ることによって、同じ轍を踏まないと心がけるだけではなく、人が踏み固めた安全な道だけを選ぶようになる…。
そんな状態から、魅力的な発想や、イノベーションが生まれるわけがありません。
いくつになっても、チャレンジし続けるためには、多少の不安はあってあたりまえと捉えましょう。
きょうという日を生きるのは、誰にとっても初めての体験なのですから。