2010/06/22

迷ったら「イエス」と言ってみる


多くのことをなす近道は、一度にひとつのことだけをすることだ - モーツァルト

あなたが思うほど、人はあなたの言い訳を必要としてはいない。

迷ったら「イエス」と言ってみる

iPhoneのOSがバージョンアップされて、マルチタスクに対応しましたね。
「マルチタスク」というと、できるビジネスマンが様々な案件を矢継ぎばやにこなす姿が想像されて、なんだかカッチョイイのですが…。
コンピューターは、メモリーやCPUの進化でたくさんの命令をいっぺんに処理できるようになりました。
人間も進化すれば…と、淡い期待を持ってしまいますが、人間ってマルチタスクをやろうとすると破綻するみたいですね。特に男性は…。

「人間の場合、同時進行は2つが限界」という話を聞いたことがあります。
大量に仕事があるときも、時間を細分化して、一定の時間にひとつのタスクをこなす方が効率的だとも言われています。仕事が出来る人ほど、時間の使い方が上手なのは間違いない事実ですね。

さて、きょうはもうひとつ…YESについて
以前、ジム・キャリー主演の「イエスマン "YES"は人生のパスワード」という映画を観ました。ざっとあらすじを紹介しますと

銀行で貸付を担当するカール(ジム・キャリー)。
来る日も来る日もローンの申し込み用紙に「却下」のスタンプを押し続ける。
3年前の離婚以来、変わりばえしない日常。
昇進 の話も立ち消え、すべてがうまくいかない。
踏んだり蹴ったりの人生を送るカールは、旧友のニックから自己啓発セミナーへの参加を勧められる。セミナー会場は「YES!」と連呼する人々の異様な雰囲気に包まれていた。
カリスマ主宰者のテレンスは、新参者のカールに「どんなことがあっても"YES"と言い続ける誓い」を強要する。会場の空気に呑まれたカールは思わず、 "YES"と誓約してしまう。

なんでも "YES"と言わなきゃならないんですから、大変です。
「車で送って」「携帯電話を貸して」「金を貸して」と、どんどん要求がエスカレートするホームレス相手に"YES"と答え続けたカール。携帯電話は電池が切れ、財布は空になり、車はガス欠に。

ジム・キャリーの真骨頂、底抜けに楽しいコメディーなんですが、大いに示唆も含まれています。
"YES"と言うことを強いられているうちに、だんだんと考え方がポジティブに変化していくのです。
考え方が前を向くことで、主人公は踏んだり蹴ったりの人生から脱却していくのですが、そのプロセスもなかなか面白いので、観てみてください。

日本でイエスマンというと、あまり良いイメージはありませんが、どうせやらなきゃならないことなら、前向きにYESと言ってみる事です。
できたら、その中に楽しみをみつけてみてください。
ジム・キャリーはなんでもかんでもYESと言わされて、ひどい目にもあいますが、人生が開けました。
なんでもかんでも"楽しい"と思うことで、人生は明るくなりますよ。