「こうでなければならない」というこだわりを捨ててみよう。
無理しない範囲で、できることを積み重ねていけば、やがて無理が利くようになります。- 三浦雄一郎
そんなに大層なことは、この世の中に一つもない。大概笑ってごまかせることだ。- 森繁久弥
三浦雄一郎さんが「無理しない範囲で…」と、仰っても、僕のような凡人には、かなり無理してるようにしか感じないのですが…。
とにかく、すごい冒険家ですよ。人生が冒険そのもの。
ちょっと、三浦さんの人生を振り返ってみますと
1964年7月 イタリアで開催されたキロメーターランセに日本人で初参加、時速172.084キロの当時世界新記録を樹立(なお、この前後に3度転倒し、「世界で最も速い速度で転倒して無傷で生還する」という珍記録も樹立)
1966年4月 富士山直滑降
1970年5月 エベレストのサウスコル8000m地点からの滑降
2003年5月 世界最高峰のエベレストに世界最高齢(ギネスブックに掲載)となる70歳7か月での登頂を果たす
2008年5月 75歳(世界歴代2位)でエベレストに再登頂
ね…?
こんな人の、無理しない範囲って、どんだけなんでしょう?
まあ、基準は、人それぞれでいいとして、できることを積み重ねるっていうことは大事なのはわかります。
75歳でエベレストに登るって、セサミンのごま油パワーで体調を整えているだけで、できたことじゃないはずです。
目標を持って、夢を持って生きてるって、すごいことですよね。
「歳なんて、関係ないんじゃ!」
と、三浦さんに言われたら、反論できる人はいないでしょ。
三浦雄一郎さんは、死ぬ瞬間に、最高の人生だったと言える人だと思いますね。