運命のなかに偶然はない。人間は運命に出会う以前に、自分がそれをつくっている。
愚か者は自分を賢いと思い、賢者は自分が愚かなことを知っている。
魂を向上させる意志を持って、生きたほうがいい
運命と宿命の違いって知ってますか?
似たようなニュアンスの言葉ですけど、運命は能動的で、宿命は受動的なものと、僕は解釈しています。
宿命は人生に設けられた関門であり、これはイヤでも通らなければならない道です。
一方、運命は選択した道の上に現れるので、選びかたしだいで、出会うこともありません。
宿命が「この世」という学校を卒業するための必修科目だとすれば、運命は選択科目であるとも言えます。
人は、かならず、この世を卒業しますから、宿命という必修科目だけは、きっちりと単位を取らされます。
生きる時間の長さとか、男だとか女だとか、まったく関係ありません。
生まれてすぐに、死んじゃう赤ちゃんも「一度生まれて死ぬ」という単位を取得して帰っていきます。
宿命は、あらかじめ用意されているものなので、抗ってもムダです。
また、難関をクリアした場合も、それが宿命ならば人生の評価ポイントが上がるわけでもありません。
人生の差がつくのは、自分で選択した運命を、見事達成、成就したときです。
運命と宿命を見分けるのは、さほど難しくはありません。
自分が選んだことか、そうでないかの違いです。
自分で選んで歩まぬ者は、当然、良い運命と出会うこともありません。
宝くじも、買わなきゃ当たらないし、バットは振らなきゃヒットも出ないのと同じです。
たくさんじゃなくてもいいし、小さなことでもいいのです。
自分で選んで、自分の運命と出会ってください。