2010/06/10

個性的な人間は、他人の個性にも寛容になれる


「才」より「徳」
 
真に個性的な人間は、他人の個性にも寛容になれるんです。

人は、生まれながらにして、ひとりの個人として認められます。
成人するまでは、個人の権利は制限されますが、成人前でも人格は尊重されます。
これは、近代の法治国家の約束事です。

個人として認められることと、個性をもっていることとは、別次元の問題ですが、これを同一のレイヤーで捉えてしまうから間違いが起こります。
もちろん個性は持っていていいものであります。
ところが、個性の否定に関しては、人格の否定より制限がゆるい。
緩いというよりも、もしかしたら個性の否定に関しては、なんの約束も制限も無いのかも知れません。
それ故に、人は簡単に個性を否定してしまうのかも知れません。

人は、その思想において、完全に自由な存在であるべきです。
他人の思想に口を挟むなら、自分の思想を制限される覚悟を持たなければいけません。

自分の個性を大切に思うなら、他人の個性は尊重しましょう。