2010/06/23

最良の教育とは、人が自分自身に与える教育である


最良の教育とは、人が自分自身に与える教育である

細かいところにこだわるのは欠点ではありません。細かいところへのこだわりがないと、仕事はずさんになってしまいます。 そのとき大事なのは、同時に全体を見る目を失わないようにすることです。

自分で怒りを抑えるには、他人の怒る姿を静かに観察することである。

僕は大学受験に一度失敗して、予備校に行かずに自宅浪人をしました。
自宅で浪人生活をしていると、教えてくれる先生や友人もいないわけです。
最初の3ヶ月ぐらいは、その状況に戸惑いを感じていました。
でも、戸惑ってばかりいても何も好転しないわけで、教わらずに学ぶことを実践したのです。

自分にモノを覚えさせるには、コツがあります。
これが誰にでも通用するような方法であれば、その方法を教えることで、けっこういい商売になるかもしれません。
でも、人に個性があるように、ものを覚えるツボも人それぞれなので、汎用的な手法は無いのかもしれません。

ひとつ言えるのは「モノを覚える自分なりの方法」を会得してしまえば、その先の人生にずっと応用が利くということです。

日本の教育は、他人の話を聴く力を身につけさせますが、自分なりの方法論をもって自分を教育する方法を教えません。感じたり、考えたり、その多様性を許していない気がします。

常識を疑うことも無く、多様性を認めないまま大人になってしまうと、働き始めてから労働ロボットとしては優秀かもしれないけど、柔軟な発想ができないとか、革新的なイノベーションや変化に対して後ろ向きになるとか、いろいろ弊害が出てきます。

自宅浪人をオススメするわけではありませんが、できるだけ若いうちに、自分にあった学ぶ方法を身につけて、それが他の人と全然違うことを自覚したほうがいいですね。
学ぶことは、いくつになっても要求されるものですし、パターン化することによって学ぶこと自体、苦にならなくなりますよ。